まめ畑

ゆるゆると書いていきます

調べないという事

今年度から、プログラミングの演習の授業アシスタントをやっているのですが、数年前の状況からかなり変わってきた事に驚いています。
これは、通っている大学だけの事なのかも知れないのですが。


授業のスタイルとしては毎回課題が与えられ、それを作成するといったごくごく面白くないものなのですが、それに追い討ちをかけるかのような課題のレベル。
プログラムを大学から学ぶ事は期待してはいけないというか、そもそもその考えが間違っていると思っているのですが、それにしても10日で出来るシリーズの内容を1年もしくは1年半かけてやるといったふざけた講義内容となっています。
もちろん自分でコードを書いている人達は高度なものを作成してきますが、これは自分でやっているので学校とは関係ないところです。


そんな内容でも、コーディングを始めてする人にとっては難しいので調べながら課題をこなしていくスタイルが数年前の状況でした。
しかし、現状では調べるという事もせずに課題のレジュメが配布されるなり手を挙げ、内容がわからないといった質問を平気でしてくる人が急増しました。
このレベルでは日本語が理解出来ないといった状態に思えてなりません。


それ以外にも、少し調べればわかる内容も調べずに聞いてくるといったのが当たり前になっています。
サポートの体制にも問題があると思うのですが、サポートスタッフの方で殆ど解答をしてしまうといった状況も見られます。
調べる気がない→聞く→全部書いてもらう
こんな感じで悪い循環になっているようです。


3年勉強して、クラスってなにか、参照型とはなにかがわからない。フィールドとは何かがわからないといった人がごろごろいるのはかなり危ない気がしてなりません。
プログラム以外にも同様の事が起きていて、何をしに4年もここにいたのと聞きたくなる人も大勢いるのも確かです。


レポート時期になると、この大学からGoogleにアクセスすると検索を拒否orキャプチャでの認証がかかります。
なぜか。
クエリが多すぎてウイルスやスパムと間違われているからです。


そんな時の挙手率と睡眠に入る率は異常なほど急上昇します。


コードを書くにしても自分で調べて理解をしないと身に付かないと思うのですが、この頃はその思考過程を楽しむ人が減ってきたのでしょうか?