今一度Provisoed IOPS EBSのベンチをとってみた
4,000IOPS EBSのベンチをとってみた - まめ畑 の記事で4,000IOPS EBSのベンチマークを簡単にとってみました。
他の高IOPS EBSと比較するとどうだろうということで、久しぶりにベンチマークをとってみました。
IOPSはBlock Size 16kでの性能ということになっています。
今回は前回のエントリ同様
m2.4xlarge (EBS Optimized Instance)を使用しました。
ファイルシステムは ext4
fioでDIRECTIOをONにして測定しました
fioのパラメータは
bs=4k,8k,16k,32k size=5G numjobs=64 runtime=16
でIOPS性能を測定しました。
結果
- Read
Standard | 1000 | 2000 | 4000 | |
---|---|---|---|---|
4k read | 17000 | 1909 | 3797 | 7353 |
8k read | 9979 | 1904 | 3435 | 6246 |
16k read | 5369 | 1645 | 2470 | 4143 |
32k read | 3025 | 1035 | 1326 | 2071 |
4k random read | 1186 | 1041 | 2086 | 4177 |
8k random read | 890 | 1035 | 2071 | 4141 |
16k random read | 640 | 1035 | 2071 | 4142 |
32k random read | 735 | 1035 | 1325 | 2071 |
- Write
Standard | 1000 | 2000 | 4000 | |
---|---|---|---|---|
4k write | 4932 | 1035 | 1605 | 2365 |
8k write | 1148 | 1035 | 1510 | 2056 |
16k write | 898 | 1035 | 1366 | 1648 |
32k write | 648 | 1034 | 1182 | 1404 |
4k random write | 1261 | 1039 | 1618 | 2211 |
8k random write | 1037 | 1035 | 1477 | 1935 |
16k random write | 884 | 1035 | 1315 | 1617 |
32k random write | 637 | 1035 | 1168 | 1385 |
結果を見ていただくと一目瞭然なのですが、Standard EBSはバーストはかなりするのですが、結果のブレが大きくなっています。
今回は10回の平均をとっているのですが、Standard EBSはブレが大きく、sequential writeにおいてはBlock Sizeにかかわらず200-1,000の間で結果がぶれました。
しかし、Provisioned IOPS EBSではきっちり安定した性能が出ています。バーストは少なく、設定したIOPSで綺麗に頭打ちになっているのが見えます。
安定した性能が必要な場面ではProvisioned IOPS EBSを使って、ベストエフォートでバーストしてほしい場面ではStandard EBSを使うといいのではないでしょうか。
Provisioned IOPS EBSの良さは、IO速度もありますが、安定した性能を維持するという方が大きい気が実際にProduction環境で使って思っています。